NEW STONE ISLAND STORE IN MUNICH

STONE ISLAND 新ストア ミュンヘン

Perusastraße 2
Stone Islandの探求や革新、地域社会への関心といった、ブランドのコアバリューを前面に打ち出した新しいフラッグシップストアがミュンヘンにオープン。OMA/AMOとのコラボレーションによって設計された本ストアは、3フロア・総面積360平方メートルを誇り、リテールストアにおける新しいグローバルコンセプトを採用。「開発」と「実験」というStone IslandのDNAを反映した素材と手法、そしてミュンヘン・フラッグシップストアのために特別にデザインされたディテールを取り入れています。
ストアが位置するのはミュンヘンの歴史的な市街地。地元の花崗岩から削りだされた外観が、街そのものに敬意を表します。また大きなウインドウの天井からは、傾けたり回転させたりすることはもちろん、位置を下げて照明ディスプレイテーブルにすることもできる「Chandelier」と呼ばれるディスプレイ・モジュールが吊り下がり、新しいコンセプトの革新のひとつを垣間見ることができます。
1階の赤い樹脂製の壁では、Stone Islandの制作プロセスのさまざまな段階を捉えた一連の映像をご覧いただけます。またその隣の展示スペースでは、アーカイブの主要なウェアや新しいモデルから厳選したStone Islandを象徴する3着にフォーカスし、それそれのウェアの進化の過程を映像でご紹介しています。
地下には、さまざまなイベントやミーティングのための座席付きコミュニティ・ハブがあるほか、Stone Islandのスぺシャルアイテムも展示。また壁は圧縮した土の層で形成され、大地を走る自然の筋を再現しています。ストア全体には、OMA/AMOのSamir Bantal率いるデザインスタジオが大切にする「素材感」というコンセプトを落とし込み、グローバルコンセプトを掲げる新店舗の重要素材であるコルクは、燃焼、サンドブラスト加工、コーティングされることで、本来の吸音性・耐湿性はそのままに、色の濃いしっかりとしたものへと変化を遂げています。
コンクリート風のインテリアには、高圧で圧縮された細断リサイクルペーパーと樹脂を使用。
また波打つような金属パネルには手作業でサンドブラスト加工を施し、砂と樹脂の塗布から生み出される質感が際立っています。ライトボックスはTyvek®で覆っています。
そしてStone Islandの革新に対する強い意志を裏付けるため、3人のゲストデザイナーが本ストアのために唯一無二のインテリアアイテムを考案。De StudioのTim Hooijmansは、耐久性があり再生可能なモジュール式のアルミニウム製ビレットを使用し、エネルギー消費を最小限に抑えた寿命の長い照明器具を制作しました。またTim Tevenはフィッティングルーム内のスツールを、Elvis Wesleyは進化し続けるコレクションのスぺシャルアイテムを展示するためのアルミニウム製ケースを手がけました。